パーキンソン病で胃ろうの利用者さまが、
マグロの刺身を堪能できるようになるまで
在宅ホスピス伊勢原

ー 利用者さま情報 ー
E様、女性、81歳。転ぶ事が多くなり、受診の結果60歳の時にパーキンソン病と診断されました。通院、入院を続けていらっしゃいましたが、嚥下機能の低下から経口摂取は無理と判断され、2019年4月に胃ろうの手術を受けています。
  • 1
    「もう一度何かを食べさせたい」
    入居前見学の際、ご家族からは昔のようにE様に食べてもらいたいという願いが聞かれました。E様の嚥下機能を評価したところ、食事どころか唾液でも誤嚥を起こすような状態で、経口摂取は厳しいと判断されるものでしたが、何かを食べてもらいたいという家族の思い、お腹空いたと訴えるE様の言葉に寄り添い、嚥下の訓練を開始しました。
  • 2
    おいしい笑顔
    嚥下訓練は看護師が行いました。口腔内のマッサージ、口の運動、アイシング、構音訓練を毎日行ううち、涎が出るようになりました。アイシングに使用する綿棒を吸う様子に、カルピスを吸って凍らせたスポンジを提供すると、舌と上顎で挟んで吸い、しっかりと飲み込めているのが確認されました。

    カルピス、ミルクティーなどで作った小さい氷を舐められるようになると、誤嚥は見られましたが舌を動かして咀嚼し、飲み込む姿が見られました。「おいしい!!」とおっしゃるE様は、今までに見たことのない笑顔をされていました。

    提供する物を氷からサラダせんべいに変更しました。卵豆腐、温泉卵、プリン、ヨーグルト、スイートポテト。徐々に食べられる物が増えていき、大根の煮物を食べられる頃には、「まずい!!」と訴えられる事も見られました。ご家族が自宅からミキサーを持ってこられ、エビの天ぷらやおかゆをミキサーにかけて召し上がるようにもなりました。
  • 3
    「ありえない!」
    カニクリームコロッケ、舌でつぶせる柔らかさのすき焼き、肉じゃがを食べられるようになり、今ではマグロの刺身を8切れも召し上がるようになりました。「美味しいの言葉を聞ける日が来るなんて思ってなかった」とご家族は話しています。

    御主人と古くからお知り合いの大学病院教授がお見舞いに来られた際には、「素晴らしい。ありえないが食べられてるんだね」と、スタッフのチャレンジに感心しておられました。ご主人様、娘様はご自宅からの定期券を購入し、毎日E様の食事姿を見に来られています。

    E様、今度は何にチャレンジしましょうか。
在宅ホスピス伊勢原
伊勢原市桜台
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