ReHOPEではたらく人

【スタッフインタビュー】ReHOPEのCHALLENGE。どんな状況でも、希望をふたたび生み出す

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ReHOPEでは、重度の病や障がいのあるご入居者さまが、日々前を向いてその方らしく生きられるようご支援をしています。一人ひとりのスタッフが、日常において安心を届けるのはもちろんのこと、病状の進行にともなう意思決定を支援すること、喜びを見つけることにも一緒に取り組むべく、日々さまざまな「CHALLENGE」を行っています。
本記事では、ReHOPEが掲げる「CHALLENGE」に対して、日々ReHOPEのスタッフがどんな想いで向き合っているのかインタビューでご紹介します!

※本記事は、 CUCホスピスアニュアルレポート2023年より抜粋した内容です。

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CHALLENGE01:看護と介護の力であたりまえの日常を。

ReHOPEでは神経難病をはじめ、重い病や障がいをもつ方のケアができるように、
知識の蓄積や体制の強化を行ってきました。生きる困難を抱える方々に
間口を広げつづけるために、これからも挑戦を重ねていきます。

藪 康人

株式会社シーユーシー・ホスピス
運営部長

 

情熱に技術をかけあわせ、難病ケア・緩和ケアの質を高めていく。

「『前を向いて生きる』を支える。」という使命を掲げる私たちは、重い病や障がいと生きる方にその価値を届けることを目指してきました。そのため、ほかの施設では受け入れることが難しい病状の方たちこそ、支えるべきだと信じています。

たとえば創業時から力を入れてきたALS(筋萎縮性側索硬化症)やパーキンソン病、さらに脊髄小脳変性症やプリオン病といった、難病をもつ方にもご入居いただいています。このような方々が日常生活を送るためには、人工呼吸器などの医療機器を扱うことなど、高度なケア技術が求められます。輸血、麻薬管理、胸水・肺水の対応をはじめ、医療処置も必要です。また、意思疎通が難しい方の日常を支える介護を提供するためには、高度なコミュニケーションスキルも要します。お一人お一人の顔をしっかりと見ながら気持ちを汲み取る、僅かな反応も見逃さないなどの工夫が肝心です。

私たちの基本的なスタンスは「できる方法」を探ること。

難病患者は患者数が少ないため、経験を蓄積するのが難しい領域と言われます。しかし、私たちの基本的なスタンスは「できる方法」を探ること。たとえ経験のない症例に向き合うケースでも、主治医からの情報を受けて病態を理解したり、リスクを把握したりしながら、過去に似たような受け入れ経験があったかを探ります。創業より蓄積してきた情報を土台に、チームで創意工夫をしながらケアを届けます。このような取り組みの結果、私たちが対応できる症例が増えていくのです。

現場における対応力を支えるのが、知識や経験が豊富なマネジメント層やスペシャリストの存在。現場で培ってきたノウハウをマニュアルや動画などで共有できる体制づくりも推進しており、ひとつの施設で受け入れた方を、全施設の知見を活かしながらサポートできるように努力しています。これからも、進化をつづけることが欠かせません。訪問診療医との密な連携をはじめ、すでに実施している外部の専門家を招いての勉強会などは、いっそう注力したい考えです。情熱を持った人がしっかり連携し、技術を補完しあえる関係性を築いていきます。

課題をひとりで抱え込まないためのチームビルディングにも注力。

また、こうした難病ケアを実現するために、私たちの理念に共感してくれる人材を採用することを大切にしています。難病ケアの経験をもつ方は医療・介護現場において少ないため、入社時や施設立ち上げ時の研修を手厚く実施します。1週間ほどかけて、難病との向き合い方をシミュレーション形式で学んだり、現場で必要となる知識や心構えを習得したりするプログラムです。また、課題をひとりで抱え込まないためのチームビルディング、ご入居者さまがご逝去された後のバーンアウトをケアするフォローアップ体制も構築するなど、全社における仕組みづくりにも注力しています。

世の中にはケアを受けられず、困っている方がまだたくさんいらっしゃいます。これからも強い信念をもって、ひとりでも多くの方にケアを届けられるように努力を重ねたいです。

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CHALLENGE02:意思決定支援:心に寄り添い納得できる選択を。

重度の病・障がいとの向き合い方や治療方針に、正解はありません。
ReHOPEではご入居前からご本人やご家族の希望を理解し、選択肢を示しながら、
その方が本当に望む生き方を一緒に実現していきます。

西山 貴子

株式会社シーユーシー・ホスピス
ReHOPE 東戸塚
看護管理者

 

ご本人、ご家族と対話を重ね悔いのない意思決定を支える。

同じ病気や障がいがある方でも、お一人お一人の病状や進行のスピードは異なります。そして、どのような生活を送りたいか、どのような最期を迎えたいかという希望も、当然ながらさまざまです。そのため、私たちはご入居者さまの病気や障がいにまつわる基礎知識をもったうえで、ご本人の心に寄り添い、本当に求められていることをともに考えていきます。

ご入居者さまの心境や希望を理解することは、入居の前からはじまります。まず、ご本人やご家族が主治医から得ている疾患にまつわる情報をおうかがいし、ご理解や納得が充分でないと判断したら、改めてご説明いただけるよう働きかけます。ご家族と会話を重ねることも欠かせません。対面、お電話、メールでもご本人が希望する生き方や最期の迎え方をうかがい、入居後にどのような生活を送れそうかを共有することで、ご本人もご家族も安心してお越しいただく準備をします。また、ReHOPEに入居されたあとにご本人が希望する生活を叶えるためには、経済的な課題を乗り越える必要がある場合も。年金収入などを確認し、生活保護の申請にまつわる情報を提供するなど、お力になれることを模索します。

対話の時間を惜しまず、納得が生まれるまで寄り添う。

入居後の大きな意思決定として、治療を希望するか、しないかがあります。希望される場合は体力を養う必要があるので、医師に相談しながらどのようなお食事を、どのようにとるかを確認し、いつから治療を開始するかを一緒に判断します。しかし難しいのは、ご本人ではなくご家族の強い希望で治療を継続している場合です。治療やケアへの意思が変わったり、本音を口に出せなかったりするのはよくあること。治療後のご様子を観察したり、会話から心境を汲み取ったり。小さな変化も見過ごすことがないようにし、必要に応じてご家族との橋渡しを行います。治療を希望されない場合は、緩和ケアに集中。辛い症状が出たときにすぐにお呼び出しいただける関係性を築いて、迅速に、適切に対応できるように備えます。

意思決定にあたってもっとも大切にしているのは、ご本人やご家族が必要とする時間をかけること。対話の時間を惜しまず、私たちがもっている情報を共有しながら、納得が生まれるまで考えていただきます。

小さなことでも毎日お互いに共有し、チームで判断して動く。

ご本人の最期が近づくにつれ、次第に精神面でのケアが必要になるのはご家族です。愛する人の病状が進行するのを見るのは、当然ながら辛いことですよね。少しでも理解を促進できるように、ご本人が置かれている状況や、次に起こることについて丁寧に共有します。そして、最期が近づいたときには速やかにご連絡し、悔いのないお別れを実現できるように全力を尽くします。

ご本人の想いを最期まで尊重するには、ケアにあたる私たちのチームワークが大切。どれほど小さなことでも毎日お互いに共有し、チームで判断して動きます。正解がないなかでも、ご本人やご家族が納得できる意思決定を実現するために、欠かせないことです。

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CHALLENGE03:「やりたい」という想いに叶える方法を。

好きなものを食べていただく。ご家族やペットと過ごしていただく。
季節を存分に味わっていただく。そんなお一人お一人が希望する日常を叶えるために、
私たちスタッフはどう寄り添うべきか、探求しつづけています。

安部 理恵

株式会社シーユーシー・ホスピス
ReHOPE 秦野
看護管理者

 

「ここは施設ではなく、自宅」だから思うままに生きていただきたい。

何かをやってみたいという想いは、どのような状況でも消えることはありません。病気や障がいが進行しても、好きなものを食べたいし、お出かけもしたい。愛する人やペットに囲まれたり、季節を感じたりしながら過ごしたい。しかし医療・介護施設は集団で暮らす場所であるため、できること、できないことが生まれてしまうのが現実です。

ReHOPEで働く私たちが心がけているのは「ここは施設ではなく自宅」だということ。ご入居者さまの生活空間に私たちがお邪魔しているという考えのもと、ReHOPEで過ごす時間を家での暮らしになるべく近づけることを目指しています。そのため、何かをやってみたいという想いが生まれたときは、「それはできません」と否定することはしません。ご本人の安全、周囲のご入居者さまに配慮しながら、「どうすれば叶えられるか」と前向きに考え、最善の方法を模索します。

大小問わず、さまざまな「やりたい」を叶えるために。

ご入居者さまの「希望」はさまざまです。たとえば、私たち人間の基本的な欲求といえば「食」。飲み込む力が低下しながらも「口からお食事をしたい」と希望されたご入居者さまには、誤嚥のリスクに備えて吸引器をそばに置きながら、普通食をできる限りお召しあがりいただくサポートをしています。また、もう少し大きな「挑戦」を望む方もいます。バラがお好きなご入居者さまに、バラ園でのお散歩をご提案。当日はご本人やご家族が安心して出かけられるように、私たちは黒子のように後ろをついて歩きました。このように、大小問わず、さまざまな「やりたい」と日々向き合い、叶えることに努めています。

ご入居者さまのなかで、すぐにやりたいことを打ち明けてくださる方がいる一方で、周りに迷惑をかけないように我慢してしまう方もいらっしゃいます。そんな方とは、普段から会話をしながら趣味趣向などをおうかがいしていくことが多いです。そこから発想が広がり、「こんなことができると思いますが、いかがでしょうか?」とご提案をすることも。

決して相手に押しつけず、ご本人の意思が働く瞬間に寄り添う。

お一人お一人の何かをやってみたいというお気持ちと向き合うことができるのは「叶えたい」という想いをもつスタッフがいるからです。決して相手に押しつけず、ご本人の意思が働く瞬間に寄り添います。
また、私たちが所属する施設を越えて、日本中であらゆる希望と向き合うReHOPEのスタッフがいます。お互いの取り組みから学びあえることは、大きな強みです。たとえば、ご夫婦で入居したいというご要望を私たちの施設宛にいただいたときに、ちょうど、他の施設でも母娘の受け入れをしたという事例を聞きました。ほかのスタッフの挑戦を聞くと、ノウハウを活かせるのはもちろん、「私たちもできるかもしれない」と前向きにやってみることができるのです。

「前を向いて生きたい」という想いを抱く、ひとりでも多くの方にReHOPEを選んでいただけるように。これからも「希望」を叶えることに尽力しつづけます。

CUCホスピス アニュアルレポート2023、公開中

私たちは、ステークホルダーのみなさまに経営方針や事業活動の成果・今後の方向性をお伝えするため、『アニュアルレポート2023』を発行しました。
がん末期や難病のご入居者さまへのケアを進化させる取り組みや、施設のスタッフを支える仕組みを紹介し、「ホスピス=死を静かに待つ場所」という一面だけではないことをご理解いただきたく、「前を向いて生きる」ご入居者さまやご家族、明るく寄り添うスタッフの日常を描いています。

※ より詳細なレポート内容はこちらからご覧ください。

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