ケアの質を向上させる取り組み:質の高いケアを届けるための研修|ReHOPEだより|ホスピス型住宅 ReHOPE(リホープ)
希望を支える取り組み

ケアの質を向上させる取り組み:質の高いケアを届けるための研修

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※本記事は、CUCホスピス活動レポート2024より抜粋した内容です。

CUCホスピスでは、スタッフの専門性と人間性を高める研修を実施しています。2023年度からは、豊富な経験と知識を持つ看護師による専門研修を開始。医療依存度が高い方が安心して暮らせるように技術の向上に努めています。

運営支援部 ケア技術向上推進チーム リーダー
クリティカルケア認定看護師

河合章子

ご入居者さまの命を守るために。専門教育でケア技術向上を目指す

私はかつて病院で20年以上にわたってICUの認定看護師として働いており、そこで人工呼吸器に関する専門知識を修得しました。その知識や経験を生かし、2023年9月に「人工呼吸器」をテーマとした専門研修を立ち上げました。

当社が運営するReHOPEには、130名の方が人工呼吸器を使用しています(2024年11月末時点)。人工呼吸器を使いながら日常生活を送る方が多い一方で、まだまだ在宅医療分野での人工呼吸器の活用方法や教育方法に伸びしろを感じたのがこの研修を立ち上げたきっかけです。研修は「命を守る安全管理」、人工呼吸器をつけた状態での移動や食事などの「動作の支援」の2つを大きな柱として、現場スタッフに伝えたいことをまとめました。さらに各施設でも指導できるよう、動画を中心とした研修パッケージも作成。

これを活用し、勉強会を開く施設も増えてきました。2024年度からは現場の「ケア技術をさらに高めたい」という声に応えるため、認定看護師による「緩和ケア」の専門研修を開始。

今後は、それぞれの認定看護師の力を借りながら「ACP(*)」「認知症」にもテーマを広げていきます。私は看護師時代の経験から、「今現場で起きていること」から学ぶことが多いと感じています。今後も現場で生まれる疑問や課題に対し、サポートする仕組みを築いていきたいです。

(*Advance Care Planning:終末期にどんな治療やケアを望むか患者と医療関係者らが事前に話し合うプロセス)

CUCホスピス 活動レポート2024、公開中

私たちは、ステークホルダーのみなさまに経営方針や事業活動の成果・今後の方向性をお伝えするため、『活動レポート2024』を発行しました。
がん末期や難病のご入居者さまへのケアを進化させる取り組みや、施設のスタッフを支える仕組みを紹介、ご入居者さまとのエピソードなどを掲載しています。

※ より詳細なレポート内容はこちらからご覧ください。

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