ホスピス型住宅のReHOPE | ReHOPEだより | 希望を支える取り組み | 食事の時間を「楽しみ」に。ReHOPE 姫路が取り組む「ミキサー食アート」の舞台裏
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ReHOPEでは、ご入居者さまの「食べる喜び」を大切にしています。今回は、ReHOPE 姫路で話題となっている、ミキサー食を可愛くデコレーションする「ミキサー食アート」の取り組みをご紹介します。
この取り組みを中心となって行っているのは、調理スタッフのEさん(2025年3月入社)。以前はカフェでの接客業をされていたという調理スタッフのEさんが、この活動を始めたきっかけは、入社時に体験した試食でした。
「初めてミキサー食を食べた時、正直すこし味気ない気がしたんです。でも、この時間を毎日楽しみに待っている方がいる。もし自分だったら、どんな食事なら嬉しいだろう?と考えた時、見た目が可愛ければ食事の時間そのものを楽しみにしてもらえるのではないかと思ったんです。」
そんな時、施設長からお花のデコレーションが施されたミキサー食の写真を見せてもらったことで、「これなら私もやってみたい!」と一歩を踏み出しました。
取り組みにあたって特別な道具は不要といいます。ミキサー食が入っているパウチの角を小さく切り、チョコペンのように絞り出したり、小さなフォークで形を整えたりして描かれています。
「1つ仕上げるのにかかる時間は、約5分ほど。今日の献立に赤色や緑色があればお花を、茶色があればクマさんを……というように、その日の色合いや季節に合わせてデザインを考えています。ネットでシルエットを検索して練習することもありますよ」

ミキサー食アートに取り組む、ReHOPE 姫路 調理スタッフのEさん
最初は「これ、何を描いたの?」と笑われてしまうような失敗もあったといいますが、今ではスタッフの間でも大人気。「今日の可愛かったよ!」「この人の表情がいいね」と介護職・看護師の間で写真を見せ合うなど、小さなコミュニティが生まれているようです。
「直接の感想は分からなくても、まずはスタッフが喜び、それが現場の明るい雰囲気となってご入居者さまに伝われば、という想いで、日々キッチンに立ち続けています。」とEさんは語ります。
2026年のお正月に提供したおせちをモチーフにしたミキサー食アートも好評だったようです。

Eさんのこれまでつくったミキサー食の一部をご紹介します。
線の数が少ない「傘」や「こいのぼり」などは、初心者でも取り入れやすいデザイン。

複数の色を使い分けてシンプルな線で描きました。節分の鬼やお花など、可愛く仕上がっています。

使える色が1色しかない時でも、繊細なシルエットを描くことで、ぐっと華やかになります。

「下手でも気にせず出すこと。それで誰かが笑ってくれたら嬉しいんです」と語るEさん。 ReHOPE 姫路のキッチンからは、今日も一皿一皿に心を込めた食事が届けられています。
全国でホスピス型住宅を展開しているReHOPEでは、重い疾患や障がいがあっても誰もが自分らしく、前を向いて生きられるように心をこめてご入居者さまの毎日に寄り添っています。
全国の施設でご入居を受け付けておりますので、見学のお申し込みやお問い合わせなど、お気軽にご相談ください。
より詳しい情報を知りたい方は、ReHOPEのWebサイトをぜひご覧ください。