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ホスピスでJリーグを応援!ReHOPE 東戸塚の活動が『人生100年時代の物語大賞』を受賞しました

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ReHOPE 東戸塚では、2024年2月よりサントリーウエルネス株式会社とJリーグのプロジェクト「Be supporters!」(以下、Be サポーターズ!)に参画し、地域のサッカーチームの横浜FCを施設を挙げて応援しています。

全国27エリア、230施設、延べ1万人以上の方が参加するプロジェクトであるBe サポーターズ!は、「人生100年時代の物語大賞」として、心に残るサポーターエピソードを年に一度表彰しています。

2024年12月に開催された「第2回 人生100年時代の物語大賞」において、ReHOPE 東戸塚はファイナリストに選出され、「いのちのかがやき賞」を受賞しました。今回は授賞式の様子や、受賞の内容について詳しくお伝えします。

(※)Be サポーターズ!とは?

普段は周囲に「支えられる」場面の多い高齢の方が、地元のJリーグクラブのサポーターとなり、誰かを「支える」ことで、心も体も元気になろうというプロジェクトです。サントリーウエルネスが、全国の介護施設に向けて2020年12月より推進しています。

101歳のサポーター、ブルーのアフロ姿で全力応援。
「いのちのかがやき賞」を受賞!

ReHOPE 東戸塚では、Be サポーターズ!活動の一環としてホーム開幕戦の観戦イベント選手による施設訪問イベントを開催するなど、横浜FCを積極的に応援してきました。それらの活動が評価され、Be サポーターズ!主催の「第2回 人生100年時代の物語大賞」において、「いのちのかがやき賞」を受賞しました。

 

(右)授賞式でトロフィーと表彰状を受け取る土田施設長(当時)と看護師の井原さん(左)

表彰式にはスタッフもお祝いに駆けつけました

受賞したのは、101歳でBe サポーターズ!に参加してくれたご入居者さまのエピソードです。
そのご入居者さま(Iさま)は「みんなで一緒に楽しむこと」が大好きで、難聴を抱えつつもグッズ作りや観戦イベントに笑顔で参加。横浜FCカラーの青いアフロヘアをかぶり、全力で応援する姿を見て周囲も思わず笑顔に。たちまちReHOPE 東戸塚のアイドル的存在になりました。

そんな様子を見たご家族も感激して一緒に応援を始め、ご本人のお部屋には思い出の写真がどんどん増えていきました。
シーズン全試合を見届けた後、Iさまは穏やかに旅立たれました。

横浜FCの開幕戦で、青のアフロ姿で応援するIさま

「人生100年時代の物語大賞」にエピソードを応募したReHOPE 東戸塚の看護師、井原汐音さんはこう語ります。

「Be サポーターズ!を通して、Iさまのホスピスでの日々に輝きが戻りました。一緒に応援をする中で、私たち自身もご入居者さまの本当の笑顔を見ることができ、幸せな気持ちでいっぱいです。ご家族さまもこの活動を大切に思ってくださり、今でもIさまのアフロ姿の写真を飾ってくださっているようです」
「人生100年時代の物語大賞」2024の受賞作紹介ページより

ご入居者さまに「誰かを応援する」という新たな楽しみをくれたBe サポーターズ!活動。特に101歳のIさまが積極的に応援する姿は、施設全体に活気をもたらしてくれました。「いのちのかがやき賞」の受賞は、ReHOPE の「『前を向いて生きる』を支える。」姿を世の中に知っていただくひとつの機会となりました。

ご入居者さま、スタッフの声

土田 快樹

株式会社シーユーシー・ホスピス
ReHOPE 東戸塚施設長 (2024年10月時点)
(現在:経営戦略本部 開発部)ReHOPE 東戸塚施設長 (2024年10月時点)

サッカーの魅力を知っているからこそ「やるしかない」と思いました

Be サポーターズ!は全国の高齢者施設で行われていましたが、医療依存度が高い方が入居する施設の参加はありませんでした。ReHOPEも例外ではなく、そもそもホスピスという施設の存在自体、世間にあまり実態を知られていません。

ReHOPEを運営するCUCホスピスの理念は「『前を向いて生きる』を支える。」。ご入居者さまが最期まで自分らしく、希望や生きがいを持ち続けられる場所があることを、もっと多くの方に知ってもらいたい。その想いからBe サポーターズ!への参加を推進しました。

実は私自身もプロサッカー選手としてプレーしていた過去もあります。サッカーの魅力や観戦の醍醐味もよく知っています。だからこそ、「やるしかない」と思いました。看護や介護スタッフ、連携先の「みんなの戸塚クリニック」の大内医師や看護師など、多くの人と協力しながら活動を一気に推進していきました。

中でも象徴的だったのは、ReHOPEと同じ横浜市戸塚区がホームタウンである横浜FCとのご縁でした。クラブの担当者が私たちの取り組みに共感し、ポスターを持ってきてくださっただけでなく、夏にはなんと主力選手2人が実際にReHOPEを訪問してくださいました。「選手が直接来てくださったら一番嬉しい」というご入居者さまの想いも叶い、まさに奇跡が奇跡を生むような出来事でした。
この取り組みは「いのちのかがやき賞」を受賞する形で評価をいただきました。101歳でも全力で楽しむIさまの生き方は、人生100年時代におけるひとつのエールになったと思います。

ホスピスにも、こんな笑顔がある。関わってくれた関係者やスタッフの努力が実を結び、本当に嬉しいと感じる出来事でした。ReHOPEでは今後も、「一緒に応援する」ことを通してご入居者さまの希望を支える「Be サポーターズ!」の活動を継続してまいります。

ReHOPEでは全国の施設でご入居者さまを募集しています

全国でホスピス型住宅を展開しているReHOPEでは、重い疾患や障害があっても誰もが自分らしく、前を向いて生きられるように心をこめてご入居者さまの毎日に寄り添っています。

全国の施設でご入居を受け付けておりますので、見学のお申し込みやお問い合わせなど、お気軽にご相談ください。

より詳しい情報を知りたい方は、ReHOPEのサイトをぜひご覧ください。

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