病院とは違う「家」のケアがしたかった。同じ病院の先輩が教えてくれた働き方 | ホスピス型住宅のCUCホスピス求人採用サイト

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病院とは違う「家」のケアがしたかった。同じ病院の先輩が教えてくれた働き方

この記事の対談者

  • 看護師(紹介した人)

    山口 紗英

  • 看護師(紹介された人)

    森下 果林

対談者プロフィール

  • 看護師(紹介した人)

    山口 紗英

    看護師として病院に勤務後、CUCホスピスに転職しReHOPE 神戸で勤務。現在は看護に従事しながら、後輩スタッフのサポートも担う。2026年2月よりReHOPE 神戸垂水の新拠点立ち上げメンバーとして活躍中。

  • 看護師(紹介された人)

    森下 果林

    前職の病院で山口さんの後輩として勤務。一人ひとりのご入居者さまと丁寧に向き合う緩和ケアの分野に関心を持ち、山口さんの紹介をきっかけにCUCホスピスに転職しReHOPE 神戸で勤務。

社員の紹介で友人や知人を採用する「リファラル採用」。入社前から職場の実態を知ることができ、入社後のギャップが少ないことから、離職率の低下にもつながると言われています。

CUCホスピスでは、理念や社風、業務内容を十分に理解・納得したうえで働いてほしいという想いから、リファラル採用を積極的に推進しています。 今回は、ReHOPE 神戸でともに働く森下さんと山口さんにお話を伺いました。

お二人は前職の病院で先輩・後輩として勤務し、森下さんの紹介を経て山口さんが入社。リファラル採用のきっかけや、入社して感じたこと、今の仕事のやりがいについて語っていただきました。

※本原稿は2026年3月時点の情報で記載しています

病院を辞めて、次はどこへ? 先輩の一言が背中を押した

—— まず、お二人の関係性を教えていただけますか?

【山口】:もともと同じ病院で、先輩・後輩として働いていました。私が2年先輩なんですけど、当時はどちらもまだ「指導される側ゾーン」みたいな(笑)。そんなに上下を感じるほどの年次差でもなかったので、わりと気さくに話せる間柄でした。

 

【森下】:そうですね。同じ部署というわけではなかったんですが、自然に仲良くなって。山口さんはすごく話しやすい先輩でした。

—— 山口さんが先に転職されたんですよね。その後も交流は続いていたんですか?

【山口】:はい。私が病院を辞めた後も、プライベートで普通に会っていて。その中で森下さんが「来年の年度末には辞めようかなと思ってる」って話をしていたんです。そのタイミングで「だったら、うちに来たらいいんじゃない?」って声をかけた感じですね。

【森下】:山口さんが辞めてから1年くらい経った頃だったかな。次をどうしようか色々迷ってたところに声をかけてもらったんです。他の病院も見ていたんですけど、最終的にReHOPEにしようと思いました。

残業、バタバタ、突発対応… 前職の「しんどさ」に刺さった言葉

—— 山口さんがReHOPEを森下さんに勧めた理由を教えてください。

【山口】:病院って、突発的なことが次から次へと起こるじゃないですか。いわゆる「多重課題」の状態が日常茶飯事で、患者さまとゆっくり関われないままタイムアップになってしまうこともよくある。そういうところに息苦しさを感じている人に、「ここは違う看護ができるよ」と伝えたかったんです。

—— 具体的にはどんな魅力を伝えたんですか?

【山口】:まず残業が少ないこと。それと、1回の訪問に30分という時間がちゃんと確保されていて、一人ひとりのご入居者さまとじっくり向き合えること。あとは、森下さんがもともと緩和ケアの領域に興味を持っているのを知っていたので、「ここはまさにその分野だよ」って。人柄も知っていたし、絶対に合うと思っていました。

【森下】:私自身、病院でバタバタと働く中で「もっとその人の話をちゃんと聞きたい、もっと向き合いたい」って思っていて。そのモヤモヤを山口さんは知っていてくれたから、「この人が勧めてくれるなら間違いない」と思えました。ご入居者さまがその人らしく過ごせるようにお手伝いできる場所、というイメージがすごく良くて、入社を決めました。

ネットの情報だけじゃわからない。「現場のリアル」を聞けた安心感

—— 入社の手続きはどうでしたか?

【山口】:LINEから応募できると管理者に教えてもらって、それを森下さんに伝えました。プロセス自体は特に困ったことも何もなく、滞りなく進んでいった感じです。

—— 森下さんは入社前、どんな不安がありましたか?

【森下】:やっぱり新しい環境に飛び込む緊張感はありました。でも知っている先輩がいる、というだけで全然違うんですよね。しかも森下さんが事前に職場のみんなに「以前の病院で一緒に働いてた後輩が来るよ」って周知してくれていたから、初日から「山口さんの後輩やんね!」と声をかけてもらえて。最初から受け入れ態勢が整っていた感じで、すごくありがたかったです。

【山口】:あとリファラルの良さって、ネットや会社のホームページではわからないリアルな情報を事前に伝えられることだと思っていて。いいことだけじゃなくて、大変なこともちゃんと話しました。

—— 入社後に「こんなはずじゃなかった」と感じることはありましたか?

【森下】:「全然違う!」とはならなかったです。ただ、病院と違ってドクターが常駐していないので、他の病院との連携や緊急時の受診対応が思ったより大変だなというのは正直ありました。でも難しさがあることは事前に聞いていたので、心構えはできていました。

先輩・後輩から、ケアを語り合う仲間へ

—— 今は同じ職場で働いていて、お互いの関係性に変化はありましたか?

【山口】:病院の時は私がリーダーを担っていて、森下さんはまだリーダー前の世代だったので、少し上下関係がありましたね。でも今はお互いにリーダー経験を積んで、経験年数的にもそんなに変わらないし、完全に対等な感じになりました。ケアの内容についてお互い意見を求め合ったり、相談し合ったりしています。

【森下】:以前よりずっと話しやすくなりましたね。「これどうする?」って(←削除をお願いします)気軽に声をかけ合えます。

—— プライベートの変化はありますか?

【山口】:遊ぶ回数が増えました。単純に残業がなくなって仕事終わりに体力が残るようになったから。病院にいた時は日勤終わりに何かするなんて考えられなかったんですけど、今は日勤後に一緒にごはんに行けるんですよ。

【森下】:働き方が変わるとプライベートまで変わるんだなって実感しています。

—— 職場全体の人間関係はどうですか?

【山口】:みんな本当に仲がいいです。病院の時って、「今日の夜勤、誰と組むんだろう」「この人か……」という気持ちが正直あったりして(笑)。でも今はそういうことを全く考えることなく、本当に風通しがいいなと思っています。

【森下】:そうそう。スタッフ同士のギスギスが全然ないんですよね。それって当たり前じゃないんだなって、前の職場と比べてすごく感じます。

ここは「病院」じゃなく、みんなの「家」

—— 今の仕事のやりがいを教えてください。

【山口】:病院だと決められた手順や原則にしたがってケアすることが基本じゃないですか。でもReHOPEは、ご入居者さまの生活の場、つまり「家」として見るので、必ずしも全部の物が揃っているわけでもないし、すぐ先生に薬を出してもらえるわけでもない。

そういう中で「あるもので工夫する」のが、すごく面白いんです。30分という訪問時間の中で、最低限のケアをして終わることもできますけど、「今日はこれをやってみようか」とプラスの提案ができる。それでご入居者さまが喜んでくださる瞬間が、本当にやりがいです。病院にいた時には提案しづらかったことが、ここではできる。

【森下】:私も、できる幅が病院よりずっと広いと感じています。「この方は何が楽しみなんだろう」「何がしたいんだろう」って、みんなでカンファレンスして考えて。施設のイベントや日々のケアを通じてお手伝いして、ご入居者さまが喜んでくださったり、ご家族から「ここに来て良かった」って言ってもらえたりした時は、本当にやっていて良かったなと思います。

—— 今後のことを聞かせてください。

【山口】:私は2026年2月から神戸垂水の新拠点の立ち上げに携わることになりました。ReHOPE 神戸で積み上げてきたいいものをしっかり持っていきながら、新しいメンバーと一から施設をつくっていけるのが楽しみです。また全く違う施設づくりができるのかなと、ちょっとドキドキしています。

【森下】:私はまずは現場第一で、目の前のご入居者さまやご家族のお手伝いを続けていきたい。「ここを選んで良かった」と思っていただけるような支援を、これからもずっと続けていきたいと思っています。